【乳頭縮小術】年齢・授乳による乳頭の変化を自然に整える|形成外科専門医による手術解説

授乳や加齢による乳頭の肥大・伸びにお悩みの方へ。

形成外科専門医が行う「乳頭縮小術」の方法・経過・ダウンタイム・症例写真を解説。自然でバランスの取れた仕上がりを目指します。


乳頭縮小とは?

乳頭縮小術は、大きくなった乳頭を自然なサイズ・形に整える形成外科手術です。
「授乳後に乳頭が伸びた」「年齢とともに形が変わった」「下着に擦れて痛い」といったお悩みを持つ方に選ばれています。

当院では、機能と見た目の両立を重視し、傷跡が目立たないような形成外科的縫合で仕上げています。


乳頭が大きくなる原因

乳頭の肥大・下垂は以下のような要因で起こります。

  • 授乳による刺激や吸引
  • 加齢による皮膚の伸び
  • ホルモンバランスの変化
  • 遺伝的に長めの形

特に授乳後や40代以降の女性では、皮膚の弾力低下により長く伸びたように見えることが多く、乳輪やバスト全体とのバランスが崩れて見えることがあります。


乳頭縮小術の方法と特徴

① 高さを短くする「長さ縮小法」

乳頭が縦方向に長い場合に行います。乳頭の中間部を環状に切除し、上下を丁寧に縫い合わせて短くします。
➡ 傷跡は乳頭の中央付近の境目に隠れ、目立ちにくくなります。

② 直径を細くする「太さ縮小法」

乳頭が太く丸みが強い場合に適応します。余分な皮膚をケーキのように切除し、バランスを整えます。
➡ 太さのバランスを見て、2-3箇所切除することで自然な印象に仕上がります。

③ 授乳機能を残すデザインも可能

将来的に授乳を希望される場合は、乳管を温存するデザインで行います。
形成外科的に層を分けて切除・縫合することで、感覚や機能をできる限り保ちます。


症例紹介(40代女性)

〈術前〉
授乳後と加齢により乳頭の長さが約25mm。直径が14mmほどでした。
バストとのバランスが崩れ、下着に擦れるなどの不快感もありました。

〈術後1ヶ月〉
長さを8mm程度、直径を9mm程度に調整し、全体の形を左右で整えました。

📸 症例写真(術前・術後)



ダウンタイムと術後経過

  • 手術時間:約1時間(静脈麻酔・日帰り)
  • 腫れ・赤み:1週間程度
  • 抜糸:1-2週間後
  • シャワー:翌日から可(患部を避けて)
  • 傷跡の落ち着き:1〜3ヶ月

時間とともに赤みは薄れ、半年〜1年でほとんど目立たなくなります。


乳頭縮小のよくある質問

Q. 授乳はできますか?
→ 授乳機能を温存する術式を選択できます。ご希望に応じて調整します。

Q. 感覚はなくなりませんか?
→ 感覚神経を避けた層で切除・縫合するため、多くの方で感覚は保たれます。

Q. 傷跡は目立ちますか?
→ 乳頭の根元や色の境界に隠れるため、ほとんど気づかれません。


まとめ|自然でバランスの取れた乳頭へ

乳頭の形や長さは、授乳や加齢によって誰にでも起こる変化です。
乳頭縮小術は、自然な見た目を取り戻し、自信を持って過ごせるようにするための治療です。

当院では、形成外科専門医が一人ひとりのバランスを見極め、機能と美しさを両立するデザインで施術を行っています。


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