アロマセラピー
(アロマテラピー)

アロマセラピーについて

aromatherapy

アロマはギリシャ語で香りを、セラピーは治療を意味し、芳香療法と訳されます。植物から抽出した香りの成分をかいだり、皮膚に塗布したり、マッサージをすることにより、様々な病気に有効であることが近年、分かってきました。

point

肩こり、冷え性、不眠、更年期障害、自律神経失調症、むくみ、生理痛、生理不順、頭痛、疲労…など

point

それぞれの症状に適した精油をえらびマッサージを行うことで効果を発揮します。

施術は、予約制で、アロマセラピーに熟練したアロマセラピストが行います。やわらかな香りに囲まれ、あたたかく優しい手でマッサージを受けてみられませんか?緊張がほぐれ、リラックスするとともに、精油のもつ成分が吸収されることで効果を発揮します。

料金20分 3,000円
30分 4,000円
60分 6,000円

価格は税抜価格となります。

女医が書いた美しさと健康の秘訣

Web book

いますぐ始められる薬用アロマセラピー

アロマセラピーは香りで癒す

世界中には、薬草などを利用した植物療法がいまも各地に残されています。
現代のように薬がない時代、人々は植物の力を借りて病気を治したり、予防してきました。
それが中国ては漢方療法に育ち、インドではアーユルヴェーダになり、
ヨーロッパではハーブ療法となって体系化されてきました。
そのハープ療法のひとつの枝が、アロマセラピーです。
アロマセラピーは、アロマテラピーともいいます。
アロマはギリシャ語、て「スパイス」や「香り」を意味し、
セラピー(フランス語ではテラピー)は「治療」です。
日本に最初にアロマセラピーを広めた人が、イギリス人の本をアロマテラピーと訳し、
それが日本にそのまま広まってしまいました。
ですから、アロマテラピーという言葉になじんでいる人も多いでしょう。
アロマセラピーは、文字どおり「香りを使った治療」で、
芳香植物から抽出したエッセンスを使います。
これをエツセンシャルオイル(精油)といいますが、実は油の成分は1滴も含まれていません。
ほとんどが、アルコールが変形した揮発性の芳香物質です。
アロマセラピーは1939年、フランスの化学者
ルネ・モーリス・ガットフォゼによってその名が広まりました。
60年代以降、ヨーロッパ各国に波及し、その後さまざまな形を取りながら発展してきました。
フランスやベルギーでは医薬品として認められ、ベルギーでは保険が適用されています。
フランスも、保険制度が破綻する前までは、保険適用されていました。
両国では精油は医薬品と同等に扱われ、成分表示などについても細かい規定が設けられています。
自然療法の盛んな、ドイツでも、精油は保険の適用になっていますが、
フランスやベルギーとはまた違った形で発展しました。
温泉療法やタラソテラピーと並ぶ自然療法のひとつとして定着しています。
イギリスでは、もっぱらマッサージやリラクゼーションに精油が使われています。
アロママッサージが定着し、マッサージの手技や精油理論を学ぶ機関もあります。
医療として発展したフランスとは対照的に、
美容やエステの分野を中心に発展を遂げたといっていいでしょう。
しかしアロマセラピストという認定資格があり、
医療関係者からも高い関心が寄せられています。
このように、ヨーロッパの伝承療法とひと言でいわれるアロマセラピーも、
お国柄によってさまざまな形で普及してきました。
ちなみに日本で最初にアロマセラピーが紹介されたのはわずか15年前、1985年のことです。
イギリス人ロバート・ティスランドの書いた
「アロマテラピーの理論と実践」が翻訳されたのがきっかけでした。
それから急速に広まり、若い女性を中心にブームになったのは皆さんもご存じのとおりです。 最初にイギリス流のアロマセラピーが紹介されたため、 日本でもイギリスと同じように美容やリラクゼーション中心に普及しています。

血液に眼収されて薬効を発揮する

日本でもいまやアロマセラピーの人気は高く、かなり生活の中に定着してきました。
しかし私たちアロマセラピーを扱う医師にとって残念なのは、
そういう高い人気にもかかわらず、基礎的な知識を持っている人があまりにも少ないことです。
そして相変わらずアロマセラピーは、美容やエステ中心の手法だと思われています。
しかし先ほども書いたように、一部のヨーロッパの国では
完全に医療として認められており、医薬品と同等の扱いを受けています。
その成分は体内に吸収され、血液に混じって薬と同じ作用を発揮します。
ですから効能を考えると、あまり安易な使い方をされるのは心配です。
私としては、やはり精油の知識のある医師や薬剤師などの指導のもとに、
きちんとした使い方をしていただきたいと思っています。
さて、日本でも最近は代替医療が見直されるようになり、
アロマセラピーを医療の補助療法としで積極的に使う医師が増えてきました。
それだけアロマセラピーの医療効果が認められてきたということでしょう。
アロマセラピーでアトピー性皮膚炎やぜんそく、自律神経失調症、不眠、
その他さまざまな症状が改善したという報告が、
日本アロマセラピー学会にも多数寄せられています。
この学会は、医療従事者でつくる学術研究団体で、
メディカルアロマセラピーの確立を目指して、1997年に設立されました。
こうした効能をもたらすのは、精油に含まれるさまざまな芳香物質です。
ひとつの精油には、数十から多いものでは数百以上の芳香物質が含まれ、
そのひとつひとつが薬効を持っています。
なかには毒性を持つものもありますが、ほかの成分がそれを打ち消し、
中和して、全体として体にプラスに働くように作用します。
この精油に含まれる有効成分は、ハーブティーの50~80倍といわれるほど高濃度なので、
通常はキャリアオイルと呼ばれる
植物オイル(ホホバオイル、月見草オイル、ローズヒップオイルなど)で希釈して使います。 アロマセラピーというと、ヨーロッパから入ってきた
おしゃれなものというイメージが強いと思いますが、
昔から日本人も同じようなことをしてきました。
たとえば、冬至の日に入るゆず湯。寒い冬の夜のゆず湯は、その香りのよさとともに、
心も体も温まって格別ですが、あれも立派なアロマセラピーのひとつです。
ゆずの皮には、リモネンという芳香成分が含まれています。
お風目をゆずの香りでいっぱいに満たし、リモネンを皮膚や鼻から吸収すると、
その薬効成分が血液の中に入り、血行をよくしたり痛みを取る作用を発揮します。
ですから日本人にとっても、アロマセラピーは特別な療法ではなく、
昔からなじんできた非常に身近な民間療法でもあるのです。
私たちがアロマセラピーを治療に使う場合、やはり鼻や皮膚から有効成分を吸収させます。
その方法を簡単に説明しましょう。
まず、香りをかいで鼻から吸収させる方法です。
精油に含まれる芳香成分は揮発性に富み、芳香分子となって空気中に放たれます。
よい香りをかげばリラックスし、嫌いな香りを
かげばストレスになるのは、皆さんもご存じのことでしょう。
しかしアロマセラピーの作用は、それだけではありません。
同じ芳香分子が呼吸によって鼻から気管支、肺に入り、血液に混じり、体内で作用するのです。
かいだ香りの成分が血液から検出されたという報告が
1991年になされていまずから、たしかに血中に入ったことがわかります。
医薬品でもこういうものはあります。
たとえば鼻から吸入するぜんそくの薬がありますが、
薬効成分は鼻から血液の中に入り、そこで薬効を現します。
精油の成分も、それと同じように作用するのです。
皮膚から吸収させる場合は、精油を使ってマッサージをしたり、軟膏と混ぜて皮膚に塗布します。
経皮吸収された精油成分は皮膚の結合組織に
混ざりやすい性質があり、真皮から血液に入っていきます。
直接精油を飲用する方法もあります。
口から入った精油は小腸や大腸から吸収され、血液の中に入っていきます。
日本では精油の内服はあまり行われていませんが、フランスやベルギーではスタンダードな処方です。
いずれの場合でも、有効成分は血液に吸収され、神経系や臓器に対して薬理作用を発揮するのです。

更年期でもとくに精神的な症状に効く

アロマセラピーは、数ある効能の中でも、とくに女性の症状や病気の改善にあった治療です。
女性は本能的によい香りが好きですし、男性以上に香りに敏感です。
しかもアロマセラピーには、ストレスをやわらげたり自律神経を調整する作用、
さらにはホルモンと同じように働く精油もありますから、
女性ホルモンの乱れからくる更年期障害や月経障害、自律神経失調症、
その他ストレス性の症状に予想以上の効果を発揮するのです。
不定愁訴や更年期障害は、自律神経が乱れて起きる自律神経失調症のひとつです。
自律神経は交感神経と副交感神経のバランスのうえに成り立っていますが、
ストレスなどで交感神経が優位になるとそのバランスが崩れ、体のあちこちに支障が生じてきます。
ところがよい香りをかぐと、鼻から吸収された精油成分が血液に入り、
脳の視床下部に作用して交感神経の作用をやわらげます。
そこで自律神経の乱れが整ってくるのです。
そして女性の症状に効く決定版は、女性ホルモン様の作用を持つ精油があることです。
あとで書く漢方薬にも女性ホルモン様作用を持つ薬がありますが、それと同じです。
たとえばクラリセージ、フエンネル、スターアニス、タイム、
サイプレス、ネロリ、ヒソップ、ニアウリなどはエストロゲン様作用があり、
セージ、ウインターセボリーにはプロゲステロン様作用があります。
これらを組み合わせると、更年期のさまざまな症状や月経困難症などが改善していきます。
とくに私が治療で重宝しているのは、神経症状に対する作用です。
イライラや不眠、不安感などは、プラセンタや漢方薬ではなかなか改善しないことがあります。
そういうときにアロマセラピーを行うと、案外スッキリとよくなることが多いのです。
アロマセラピーを医療として使う場合、もちろんどの症状には何の精油がいいという処方箋はあります。
しかしそれよりも大事なのは、使う人がその香りを好きかどうかです。
好きな香りをかげば、だれでも気持ちがよくなり、心がゆったりしてきます。
副交感神経が優位になり、鎮静作用が働くのです。
心がリラックスすれば、ストレス性の症状、たとえば不眠、
イライラ、不安、抑うつ、月経前緊張症、月経困難症などが改善していきます。
ですから私は、アロマセラピーで使う精油は、好きな香りを選ぷのが大切だと思っています。
アロマセラピーの作用をまとめると、まず好きな香りをかいでリラクゼーション効果を高めることです。
それに加えて、精油が血中に取り込まれて本来の薬効を発揮するという二重の効果があります。
更年期症状の場合には、中枢に作用して自律神経を調整しだり、女性ホルモン様作用が働くわけです。

アロマセラピーは家庭でできる

アロマセラピーのよいところは、家庭で気軽にできることでしょう。
私は患者さんの症状に応じて精油と処方箋を出し、自宅でやっていただいていますが、
比較的即効的に症状が緩和されるので好評です。
患部に塗布したり香りをかぐのなら特別な用具も必要なく、1人でできます。
それぞれの症状に効くアロマセラピーのやり方をご紹介しまずから、参考にしてください。

・更年期症状全般
更年期障害の症状全般に効く処方です。
クラリセージ6滴、スターアニス6滴、セージ3滴、イランイラン3滴を
キャリアオイル(ホホバオイルなどの植物オイル)50mlに希釈し、
下腹部に1日3回、軽く塗り込むようにマッサージします。
イランイランはテストステロン(男性ホルモン)様作用を持つ精油です。

・ホットフラッシュ
ほてりやのぼせには、ロックローズ1滴、ゼラニウム2滴、
ヘリクリサム1滴をキャリアオイル10mlに希釈し、
症状が気になるときに前胸部から頚部にかけて塗布し、マッサージします。 ゼラニウムには副腎皮質ホルモンを調整する作用、
ヘリクリサムには子宮周辺の末梢循環をよくする作用があります。
またロックローズは、顔のほてりを取ってくれます。

・足の疲れ・浮腫
レモン1滴、サイプレス1滴、ペパーミント2滴をキャリアオイル10mlに希釈し、
下肢、とくにふくらはぎの症状が気になるときに塗布します。
レモンには血行促進作用、サイプレスには浮腫を改善する作用、
ペパーミントには清涼感を与え、疲労を取る作用があります。

・肩こり
ペパーミント2滴、ラベンダー2滴、シナモン1滴をキャリアオイル10mlに希釈し、
症状が気になるときに首から肩にかけて塗布し、マッサージします。
ラベンダーには鎮静作用、シナモンには血行を促進して浮腫を取る作用があります。

・高血圧・頻脈
イランイラン3滴、マンダリン3滴、プチグレン3滴をキャリアオイル15mlに希釈し、
1日3回、前胸部と腹部に塗布し、マッサージします。
マンダリン、プチグレン、イランイランは、ともに鎮静作用のある精油です。

・不眠・不安・イライラ
プチグレン3滴、ラベンダー3滴、ネロリ2摘、
スィートオレンジ2滴をキャリアオイル15mlに希釈し、
1日3回、前胸部と腹部に塗布し、マッサージします。
ネロリには抗うつ・鎮静作用があります。

・抑うつ症状
ローズマリー・カンファー2滴、ネロリ2滴、
ヨーロッパアカマツ2摘をキャリアオイル15mlに希釈し、
1日3回、前胸部と腹部に塗布しながらマッサージします。
ローズマリー・カンファーには神経刺激・気分高揚作用、
ヨーロッパアカマツには体調を整える作用があります。

・月経困難症
タラゴン1滴、クラリセージ1滴、プチグレン1滴、
シダーウッド1滴をキャリアオイル10mlに希釈し、
下腹部に塗布してマッサージします。タラゴンには鎮痛作用があります。

・疲労感
ヨーロッパアカマツ2滴、ユーカリ・ラジアタ3滴、
ゼラニウム3滴をキャリアオイル15mlに希釈し、
1日3回、前胸部と腹部に塗布しながらマッサージします。
ユーカリ・ラジアタには強壮作用などがあり、
ゼラニウムには副腎皮質を刺激してホルモンのバランスを調節する作用があります。

アロマセラピーをしていると、患者さんからよく
「アロマセラピーは副作用がないから安全でしょう」といわれます。
日本では、精油は美容やリラクゼーションに用いられることが多く、
医薬的な作用についてはあまり知られていません。
そのため、どうしてもこのような誤解が生じてしまいますが、
ハープや薬草のような自然のものでも副作用はあります。
だからこそ、医療として認めている国では、医薬品と同じような規定を設けているのです。
これは、あとで書く漢方薬も同じです。
また私が懸念するのは、精油の品質です。
日本にはまだ統一された品質基準がなく、雑貨や香料扱いで流通しています。
粗悪品を使うと、人工添加物などの有害成分が容易に血液の中に入ってしまい、
体にいいどころか、逆に危険なことさえあるのです。
精油を選ぶ際には表示をよく見て、たしかな品質のものを購入してください。

ヘルスアップコラム

Column
アロマの力で自律神経を整える

アロマの力で自律神経を整える

リラックス効果があるとして知られるアロマは、自律神経失調症の改善に効果があると言われています。自律神経の乱れは、身体にさまざまな不調を招いてしまいます。多くの場合、副交感神経の働きが弱まることで発症するので、この働きを高めるためにはリラックスすることが必要なのです。ストレスの多い毎日の中で上手にストレス解消出来れば良いのですが、そう簡単にはいかないと言う人も少なくありません。そこでアロマの力を借りてみてはいかがでしょうか?
人は好きな香りや良い香りを嗅ぐと、気分が良くなりリラックス出来ますよね。これは香りが脳の大脳辺縁系という人間の本能を司る部分に直結しているためです。香りが届くと大脳辺縁系は、自律神経をコントロールしている視床下部へ伝わります。これによって心地良い香りが伝わることでリラックスし、副交感神経が優位となり自律神経を整えてくれるという仕組みなのです。

おすすめアロマ

アロマには多くの種類があります。
好みの香りはもちろん、自律神経を整える効果が高いものを選ぶと良いでしょう。

・ラベンダー
・ヒノキ
・サンダルウッド
・ベルガモット
・イランイラン

以上の種類がお勧めです。
ただ、いくらリラックス効果が高いとは言え、自分の好きな香りでなければ効果はありません。
あくまでも参考程度にして、自分が心地よい香りと感じるアロマを選ぶのが一番良いでしょう。

アロマの簡単な取り入れ方

アロマオイルを炊くには、アロマディフューザーなどの専用道具が無ければならないと思っていませんか?道具を揃えるのも良いですが、家にあるもので簡単に良い香りを楽しめますよ。

・お湯にアロマオイルを垂らす
マグカップなどにお湯を用意しそこに数滴垂らせば、簡易なアロマディフューザーの出来上がりです。たったこれだけで、空間を良い香りで満たすことが出来ます。
・ハンカチやティッシュに浸み込ませる。
外出先でも簡単に好きな香りを嗅いで下さい。アロマオイルを数滴垂らして、ほんのり香る程度の状態で大丈夫です。
・浴槽に数滴垂らす
入浴自体が自律神経を整える効果がありますが、心地よい香りをプラスすることでよりリラックス効果が期待出来ます。肌の弱い人は事前にアロマオイルでかぶれないかを確認して下さい。

アロマオイルは手軽に生活に取り入れることが可能です。心地よい香りに包まれることで簡単に自律神経を整えられるなら、試してみる価値がありますよ!